AIに10案出させるのをやめたら、自分の言葉で書けるようになった話
note.comでも読むAIに「10個アイデアを出して」と指示して、その中から良さそうなものを選ぶ。最初はそれが「正しいAIの使い方」だと思っていました。でも、何記事書いても反応はイマイチ。コメントもスキも、なんとなく伸び悩んでいました。もしかして、あなたも同じような壁にぶつかっていませんか?
「AIを使っているのに、なぜか記事が刺さらない」という違和感
「AIに記事を書かせるほど、なんか全部同じに見えてきた」
そう感じたことはありませんか?毎回「それっぽい文章」は出てくるんだけど、自分の記事じゃない気がする——そのモヤモヤ、実はAIの使い方に原因がありました。
AIツールを副業に活用しはじめて、最初にハマりやすい落とし穴があります。
それは、AIに「量」を出させて、自分は「選ぶだけ」になってしまうという状態です。
「見出し案を10個出して」 「タイトル候補を10個出して」 「構成パターンを10個出して」
一見、効率よく見えますよね。でも実際に書いた記事を振り返ってみると、どこか「テンプレートっぽい」「よそよそしい」「自分の言葉じゃない気がする」という感覚がずっとつきまとっていました。
スキの数は一桁。コメントはゼロ。読まれてはいるのに、誰の心にも残っていない。そんな記事を量産していたんです。
「AIを使えば副業がうまくいく」と信じていたはずなのに、なぜか手応えがない。この違和感、思い当たる節がありませんか?
量産の快感に、ずっと騙されていた
プロンプトを工夫しても、出力に「上限」がある気がする——そう感じていたのはぼくだけじゃないと思います。「もっと個性を出して」と指示しても、AIには自分の体験がないから、そもそも個性を出しようがないんですよね。
正直に言います。ぼく自身、AIに10案出させるやり方を半年近く続けていました。
「効率化できている」という感覚が気持ちよくて、それが成果につながっていると勘違いしていたんです。記事の本数は増える。でもフォロワーは増えない。収益にもつながらない。
ある日、昔に書いた「自分の失敗談を素直に書いた記事」が、他の記事より明らかに読まれました。スキや反応も普段より多く、その記事はAIにほとんど頼らず、自分の言葉で書いたものでした。
そこで初めて気づいたんです。AIに「選択肢の量」を出させることと、「読者に刺さる記事を書くこと」はまったく別の話だ、と。
「10案出させる」をやめて、代わりにやりはじめたこと
では、具体的にどう変えたのか。ステップに分けてお伝えします。
ステップ1:先に「自分の答え」を1つ決める
まずAIを開く前に、ノートかメモアプリに「自分がこの記事で一番伝えたいこと」を1文で書き出します。これが核になります。AIはあくまで「その核を磨く道具」として使う、という順番に変えました。
例えばこの記事なら、「AIに量を出させるより、自分の1つの視点を深掘りした方が読者に刺さる」という1文を先に書く。これだけで、記事全体のブレがなくなります。
ステップ2:AIへの指示を「広げる」から「深める」に変える
「10個出して」という指示をやめて、こう変えました。
「この考え方を読んだ読者が感じるであろう疑問を3つ挙げて、それぞれに対する答えを教えて」
数を絞って、深さを求める指示に変えるだけで、AIが出してくる内容の質がガラッと変わります。選択肢を並べてもらうのではなく、自分の主張を補強する材料を引き出す使い方にシフトしたんです。
ステップ3:「自分の体験」を必ず1つ差し込む
AIが生成した文章をそのまま使うのではなく、必ずどこかに「自分が実際に経験したこと」を1エピソード入れるルールを作りました。
失敗談でも、恥ずかしい話でも構いません。むしろそういう話の方が読者の心に刺さります。AIには書けない「あなただけの体験」こそが、記事の差別化ポイントになるからです。
ステップ4:タイトルと見出しは「AIに決めさせない」
タイトルと見出しだけは、自分で書くようにしました。AIに複数案を出させて選ぶのではなく、自分が「これだ」と思える言葉を先に決めて、その後AIに「この方向性でよりキャッチーな表現はあるか」と聞く形にしています。
この小さな順番の違いが、記事全体のトーンを「自分の声」に保つ上でとても大切です。
このやり方に変えてから、何が変わったか
具体的な変化をお伝えします。
まず変わったのは、数字以上に「読まれている感覚」でした。以前よりスキがつきやすくなり、記事を書いた後の手応えも残るようになりました。
それ以上に大きかったのが、反応が来るようになったことです。「同じ悩みを持っていました」「この記事で背中を押されました」という声が届くようになり、副業のモチベーション自体も上がりました。
もう一つ、地味に嬉しかった変化があります。記事を書くのが、楽しくなったんです。AIに10案出させて選ぶ作業は、どこかコピーアンドペーストのような虚しさがありました。でも今は、自分の考えをAIと一緒に深掘りしている感覚があって、書いていて楽しい。
結果が出る上に、プロセスが楽しくなる。これは予想外の収穫でした。
「量より深さ」は、今だからこそ武器になる
AI生成をそのまま使うのは楽です。でも、誰の記事とも差がつかない——それが今のnoteで起きていることです。
AIが普及するにつれて、「AIで量産した記事」はどんどん増えています。noteでも、どこかで見たような構成、どこかで読んだような言葉の記事が増えてきました。
そんな時代に読者の記憶に残るのは、「この人の視点だ」と思えるオリジナルな記事です。
10案の中から選んだ「無難な答え」ではなく、あなた自身の経験と視点から生まれた「1つの深い答え」の方が、今の読者には刺さります。
AIは使い方次第で、あなたの個性を消す道具にもなれば、あなたの個性を最大限に引き出す道具にもなります。今この瞬間に方向性を変えるかどうかで、3ヶ月後・半年後の記事の質が大きく変わってくると、ぼくは自分の経験から感じています。
副業として記事を書いていくなら、早い段階でこの「量から深さへの転換」をしておくことをおすすめします。後から修正しようとすると、積み上げてきた習慣を変えるのに余分なエネルギーが必要になるからです。
まとめ:AIは「広げる道具」じゃなく「深める道具」として使おう
今日お伝えしたことを整理します。
- AIに10案出させて選ぶだけでは、「自分の声」が消えた記事になりやすい
- 先に「自分の答え」を1つ決めてから、AIに深掘りさせる順番が大切
- 体験談を必ず1つ入れることで、AIには出せない差別化ができる
- タイトルと見出しは自分で決めることで、記事全体のトーンが保たれる
完璧な記事を量産しようとしなくていいです。まず次の1記事で、「AIを開く前に1文だけ自分の答えを書く」というステップを試してみてください。それだけで、記事の書き心地と読者の反応が変わりはじめます。
こういった「非エンジニアがAIを副業や発信に活かすための実践的な話」を、これからも発信していきます。参考になったと感じてくれたら、ぜひフォローして最新記事を受け取ってください。
また、「自分はこんな使い方をしている」「ここが疑問だった」という声があれば、コメントで教えてもらえると嬉しいです。あなたのコメントが次の記事のヒントになります。